★一発理解PPシリーズ★ ロットとは? 用途は? カスタイズは?

目次

ステージ1 難易度    ロットとは何?

ロットとは何

簡単簡単以下を見たら一発理解できるぜい

SAPイメージを見てみましょう!

簡単に理解すると、ロットは同じ日単位で作ったグループのことだ。
※同じ日単位か同じ時間単位か或いは同じ何らかの単位かは実際の業務によって決める。
例:
よくある生活の例だと 壁紙を考えた時、同じピンク色でも、違うロットであれば若干色の差異はある(機器で生産するのである程度誤差がある)そのため、ロットの管理することが重要で、一軒の家で使う壁紙は同じロットの壁紙を使ったほうが、統一感があり、色の差異もほぼない。

ステージ2 難易度★★ SAPで使うロットの用途は何?

SAPでなぜロットを使うの?

簡単だよ以下を見たら一発理解できるぜい

用途説明
品質管理のため・ロットごとに検査を行い、品質を管理します。
・不良が発生した場合、「どのロットが問題だったか」を特定でき、影響範囲を限定できます。
追跡のため・どの仕入先から・いつ・どの製造で作られたかを追えるようにします。
・ロット番号を通じて、原材料の仕入れ→製造→出荷→顧客まで一貫して追跡可能。
在庫有効期間を管理のため・同じ品目でもロットごとに製造日・有効期限・保管場所を分けて管理可能。
・先入先出(FIFO)などの在庫戦略にもロットが重要です。

ステージ3 難易度★★★★ ロットのカスタイズを見てみましょう!

まずロットレベルを見ましょう

ロットレベル説明
プラントレベルプラントと品目の組み合わせでロットを決める
品目レベル品目でロットを決める
クライアントレベルクライアントレベルでロットを決める(品目が違くても同じロットは使えない。)

ロットステータスを管理するかしないかは以下のカスタイズでコントロール(WMモジュールがあれば使う)

ロット番号範囲は以下でコントロール

メインのカスタイズはこれからだよ!
カスタイズは以下の順番で設定する。
①条件テーブル作成
②検索順序を作成
③方針タイプを作成
④ロット検索手順を定義
⑤ロット検索手順を割当

■①条件テーブル作成
まずはロットを特定するため、検索条件を条件テーブルに定義する。
SAP標準の条件テーブルもあるので、特別な要件が泣ければざわざ追加しなくてもいい、以下の場合023 標準テーブルを使っている。

■②検索順序を作成
上記で定義した条件テーブルを検索順序に割当する必要がある、以下のように複数条件テーブルも割当可能である、一番上(番号が小さい)の条件テーブルからロットを検索し、ロット特定できなかった場合、次の条件テーブルで検索する。
※ロット特定できた場合、次の条件テーブルでの検索はしない。

■③方針タイプを作成
条件タイプを作成し、上記で作成した検索順序を割当する。
※SAP標準クラスにはYB_BATCHがあり、先入先出となる。この方針を使う場合はクラスにYB_BATCHを設定し、違う方針の場合はクラスを別当作成する必要がある。ソート順序も同じく理解すればよい、基本SAP標準を使うけど、特別な要件がある場合のみ別当作成する必要がある。

④ロット検索手順を定義
決定表を作成し、上記の条件タイプを割当する。
複数条件タイプを割当することも可能。

⑤ロット検索手順を割当
上記の決定表を各指図タイプや移動タイプに割当する。

条件おカスタイズしても要件に満たさない場合は以下にBADIもあるので、自由にロジックを組んでもいい。

ここまではカスタイズ完了だが、ロットが予定通りになっていない時は以下のマスタも確認して見てね!!!
・品目マスタに分類ロットを割当しているか
・ロット管理品であるか

これで全ステージ制覇! さあ、次の冒険に出発だ!  
※いいねボタンは忘れないでね

ロットについて、何か疑問点があればコメント残してね!!

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